最後は笑顔で ~前半~
最後は笑顔で ~前半~
小〇生の頃僕には兄さんがいた。
僕は兄さんの事が凄く大好きだった。
いつも学校が終わると兄さんが入院している病院に一目散に向かった。
風太「兄ちゃん!」
兄「フウ、おかえり」
兄さんはいつも優しい笑顔で僕を迎えてくれた。
僕はいつもその日学校であった事を兄に話していた。
一生懸命しゃべる僕を兄は優しい表情で聞いてくれていた。

風太「今日ね、ナオ君が先生に「この~、ハゲ~」って言ったら先生が怒ったんだよ!」
兄「あはは……そりゃ怒るよ~」
風太「えへへ……だよねー」
風太「それとさ~、今日給食でココア揚げパン出たんだ~!」
兄「へー、良かったね、美味しかった?」
風太「うん、すっごく~!」
そんな何気ない会話がすごく楽しかった。
おしゃべりしているとあっという間に夕方になってしまう。
兄「もう暗くなっちゃうから、家に帰りな」
風太「え~! まだいいじゃん!」
兄「だめだよ、暗くなったら危ないよ」
ごねる僕にそう言ってい優しく頭をなでてくれる。
兄「また明日おいでよ、ねっ?」
風太「む~ わかったよ~、また明日もおしゃべりしよーね!」
兄「うん」
僕は荷物を持って病室を出ていく。
次の日もその次の日も同じような毎日を送っていた。
友達と遊ぶ事もせずに、学校が終わるとすぐに兄さんの入院している病院に向かう。
休みの日も病院に通っていた。
3〇Sを持って、ベットに座る兄の身体に寄りかかってゲームをしたりマンガ読んだり……
それだけで楽しかった。
修一「よっ!」
兄「修一、来てくれたんだ」
修一「おう、まーな」
たまに兄の親友の修一君もお見舞いに来た。
修一「へへ、風太、お前本当、拓斗にべったりだよな~」
修一君はそう言って意地悪な笑みを浮かべる。
風太「む~、別にいいじゃんか~!」
修一「そうだ、お菓子持ってきたから一緒に食おうぜ!」
修一君の持ってきた『黒い恋人達』を一緒に食べる。
兄さんはこのお菓子がすごく好きだった。
兄「すごくおいしい」
修一「拓斗、それ本当好きだよな~」
兄「うん、まーね」
美味しそうにお菓子を食べる兄さんの姿は今思うと年相応の子供らしい表情だった。
楽しそうに修一君とおしゃべりをする兄の姿を見て本当に仲がいいんだなって少し不貞腐れたこともあった。
***
兄さんの中〇の卒業式の日。
当然兄さんは卒業式には出られなかった。
だから病室で、家族みんなで卒業式をした。
親友の修一君も来てくれた。
卒業証書は僕が読み上げた。
風太「卒業証書、高木拓斗君、右のものは中〇校の全過程を修了したことを証する……」
兄「はい……」
兄は返事をして僕から卒業証書を受け取った。
病室から拍手が鳴り響く。
周りから『おめでとう』と兄さんを称える声がたくさん聞こえた。
『この日までよく頑張ったね』と父さん母さんが涙混じりに兄さんを抱きしめる。
兄「父さん、母さん有難う……」
兄さんは笑顔で抱きしめ返した。
周りにはすすり泣きの声も聞こえた。
そんな中兄さんは笑顔だった。
風太「兄ちゃんおめでとう」
兄「ありがとう……」
兄さんは僕の頭を優しく撫でてくれた。
修一「拓斗、卒業おめでとう」
兄「うん、ありがとう、修一も卒業おめでとう」
兄さんは修一君を見て何よりもうれしそうな顔をしていたのを今でも覚えている。
****
中〇を卒業してから、兄さんは日に日に衰弱していった。
でも僕の前では弱音なんて一つも言わなかった。
弟の僕に弱音を見せられないっていう気持ちが強かったんだろうと思う。
いつも僕には優しい笑顔を向けてくれていた。
そんなある日、いつも通り兄さんがいる病室に向かった時だった。
部屋のドアをほんの少し開けた時、僕の手は止まる。

兄「ぐすっ…ううっ……死にたくないよぉおお……死ぬのがこわいよぉおおっ……」
修一「たくと……」
兄さんは修一君の胸の中で泣きじゃくっていた。
兄「うわああああんっ……」
初めて見た兄さんの泣き顔だった。
子供のようにただただ大きな声で泣きじゃくっていた。
兄「いやだよぉ……っ いやだよっぉおっ……なんで僕がっ……」
兄「なんでこうなっちゃったんだよぉおお……」
修一君はただ黙って兄さんを抱きしめていた。
僕は静かにドアを閉めた。
見てはいけないってわかっていたから。
泣いてる所を弟の僕には見せたくないだろうってわかっていたから。
その日僕はそのまま家に帰った。
*****
その次の日病院に行くといつもの笑顔で僕を迎えてくれた。
その日もアニメの話や学校であった出来事とかを話すと兄さんは笑顔で聞いてくれた。
兄「フウはさ……好きな子できた?」
風太「好きな子……?」
兄「うん、その子を見ると胸がどきどきしちゃうとか、いつもその子を目で追っちゃうとか……」
風太「う~ん……いないな~」
兄「そっか~、フウにはまだ早いか~」
そう言って兄さんはぽんと僕の頭を撫でる。
風太「……兄ちゃんはいるの?」
兄「いるよ」
風太「そうなんだ……? その人ってどんな人?」
兄「そうだな~、明るくて、元気で、子供っぽい所もあるけど、優しい人……かな?」
兄「なんていうか一緒にいるとそれだけで幸せだなって感じられる人」
風太「ふ~ん……?」
兄「あはは……フウにもいつかそんな好きな子ができる日が来ると思うよ……」
風太「そうかな~?」
兄「そうだよ」
兄さんは僕の頭を撫でてどことなく寂しそうに笑った。
兄「もう夕方だね……」
風太「うん、じゃあ僕は帰るよ」
僕は身支度を整える。
兄「うん、気をつけて帰るんだよ」
風太「うん……じゃあね……」
ガチャッ……。
僕は兄さんの病室から出る。
病院のエレベーターに向かう途中で修一君と鉢合わせをした。
風太「あっ、修一君……」
修一「おう! 風太帰るのか?」
風太「うん、もう遅いからね、兄ちゃんのお見舞い?」
修一「ああ……」
風太「いつもありがとう」
修一「なんだよ、お礼なんか言っちゃって……変な奴だな」
修一君はおかしそうに笑った。
風太「兄ちゃんを宜しくね!」
修一「ああ、気を付けて帰れよな」
風太「うん……」
僕は修一君に手を振ってエレベーターに乗る。
病院から出て僕は気づいた。
風太(あっ……ゲーム忘れちゃった……)
僕はすぐに引き返す。
そして病室のドアを少し開けた時、僕の手は止まった。
兄「あっ…」
修一「気持ちいいか?」
兄「うん…あっ…ああっ……」
修一君が兄さんの性器を弄っていた。
兄さんの性器はとても大きかった。
僕のそれとは全然違っていて、毛も生えていた。
お父さんと一緒のソレなんだと思ったけど、お父さんのそれとも違っていた。
兄さんの性器は大きく隆起していて、ぴくぴくと脈打っていて、生き物のようだった。
そんな兄さんの性器を修一君は上下に揉みほぐしていた。

兄「あっ…ああっ」
修一君が兄さんの性器をもみほぐす度に、兄さんは女の子のような声を出していた。
悲鳴のような、でも悲鳴とは違うなにか幸福感に満ちたようなそんな声。
兄「んぁっ……」
修一君はそんな声を出す兄さんを愛おしそうな表情で見つめる。
そして、優しく、兄さんの性器を刺激する。
兄「んっ…んんっ…」
その時の僕は性知識には皆無だったから何をしているかわからなかった。
でも兄さんと修一君がやっているこの行為は僕が見てはいけないものなんだと悟った。
今思うととても艶めかしい光景だった。
修一君は兄さんの性器を弄りながら、兄さんの先っぽを咥えた。

兄「はぁぁんっ……!」
その瞬間兄さんのひときわ高い声が響いた。
兄「あっ…ああっ…」
その後も修一君が兄さんの性器をすする音がじゅるじゅると響く。
兄「ああっ…ああっ…はっ……」
修一君は飴を舐めるかのように、アイスを舐めるかのように、兄さんの性器を吸ったり、性器をあちこち激しく舐めたりした。
兄「ああっ…はああんっ……」

兄さんは逃げるようにのけぞりながら高い声を上げた。
その声は切なそうで泣きそうな声だった。
兄「でちゃうっ! あああんっ」
修一君が性器の裏の部分を激しくしゃぶったその瞬間、兄さんの性器から白い液が飛び跳ねた。
それが精液であることは当時の僕には知らなかった。
白い液が出た後、修一君は兄さんの上の服を全部脱がす。
そして修一君は兄さんにキスをする。
修一「んんっ……」
兄「ふぁっ…」
そして修一君もも脱いだ後、兄さんのお尻の中に修一君の性器を入れる。
修一「あっ…ああっ…」
兄「あっ…あんっ…ああっ」
修一「はぁはぁ…きもちいい……」
修一君はそのまま、身体を動かした。
性器を出し入れして、兄さんのお尻につつくのを繰り返す。
兄「あっ…あっ…」
兄さんは切なそうな泣きそうな顔で女の子のような高い声を出す。
今思うととても生々しい光景だった。
そしてなんともいえない甘美で背徳的な光景だったと思う。

兄「あっ…あっ…きもちいよぉ……ああっ」
修一「ああっ…ああっ…」
兄さんの性器の先っぽからは透明の液が垂れてくる。
兄「あっ…ああっ…ああっ…」
修一「たくとっ…たくとっ……」
兄「しゅういちっ…しゅういちっ…」
荒々しく二人はぶつかりあう。
兄「きもちいいっ…きもちいいっ…ああっ…あああんっ…」
修一「おれもっ…おれもっ…」
兄「はぁ……ぁああんっ……」
見てはいけないと直感的には感じていたけどその光景から目が離せないでいた。。
兄「でちゃうっ! でちゃうっ!」

兄「ああっ…はっ…あっ……!」
兄さんの泣き声と同時に兄さんの性器から白い液が飛び出た。
****
次の日、いつものように兄さんのお見舞いに行った。
兄さんはいつものように優しく迎えてくれた。
だから昨日見た光景は夢のような気がした。
兄「そうだ、昨日ゲーム忘れたでしょ? はい、これ」
風太「うん、ありがとう」
兄さんからゲームを受け取る。
兄さんの膝の上でゲームしながら、今日あった出来事とかをおしゃべりする。
兄さんは優しい表情で聞いてくれていた。
いつもと変わらない兄さんに僕は安心する。
兄「フウ」
風太「うん?」
兄「僕ね、フウのお兄ちゃんで良かった」
風太「えへへ……急にどうしたの?」
兄「えへへ……なんかね」
兄さんは照れたような声で少し笑う。
風太「へんなの~、まあ僕も兄ちゃんが兄ちゃんで良かった」
僕がそう言った後、兄さんはぎゅっと僕の身体を抱きしめる。
兄さんの優しい香りと肌のあたたかさが僕の身体に伝わる。
風太「兄ちゃん……?」
兄「えへへ……風太大好きだよ」
兄さんは笑顔でそう言った。
だから僕も―――
風太「うん! 僕も兄ちゃんが大好き!」
嬉しくて、僕も笑顔でそう答えた。
その日はいつも以上に兄さんにくっついていた。
その日の夜、兄さんが亡くなったという連絡が病院から来た。
こんな話を思いついたので書いちゃいました(^O^)v
気が向いたら続き描きます(^O^)v


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小〇生の頃僕には兄さんがいた。
僕は兄さんの事が凄く大好きだった。
いつも学校が終わると兄さんが入院している病院に一目散に向かった。
風太「兄ちゃん!」
兄「フウ、おかえり」
兄さんはいつも優しい笑顔で僕を迎えてくれた。
僕はいつもその日学校であった事を兄に話していた。
一生懸命しゃべる僕を兄は優しい表情で聞いてくれていた。

風太「今日ね、ナオ君が先生に「この~、ハゲ~」って言ったら先生が怒ったんだよ!」
兄「あはは……そりゃ怒るよ~」
風太「えへへ……だよねー」
風太「それとさ~、今日給食でココア揚げパン出たんだ~!」
兄「へー、良かったね、美味しかった?」
風太「うん、すっごく~!」
そんな何気ない会話がすごく楽しかった。
おしゃべりしているとあっという間に夕方になってしまう。
兄「もう暗くなっちゃうから、家に帰りな」
風太「え~! まだいいじゃん!」
兄「だめだよ、暗くなったら危ないよ」
ごねる僕にそう言ってい優しく頭をなでてくれる。
兄「また明日おいでよ、ねっ?」
風太「む~ わかったよ~、また明日もおしゃべりしよーね!」
兄「うん」
僕は荷物を持って病室を出ていく。
次の日もその次の日も同じような毎日を送っていた。
友達と遊ぶ事もせずに、学校が終わるとすぐに兄さんの入院している病院に向かう。
休みの日も病院に通っていた。
3〇Sを持って、ベットに座る兄の身体に寄りかかってゲームをしたりマンガ読んだり……
それだけで楽しかった。
修一「よっ!」
兄「修一、来てくれたんだ」
修一「おう、まーな」
たまに兄の親友の修一君もお見舞いに来た。
修一「へへ、風太、お前本当、拓斗にべったりだよな~」
修一君はそう言って意地悪な笑みを浮かべる。
風太「む~、別にいいじゃんか~!」
修一「そうだ、お菓子持ってきたから一緒に食おうぜ!」
修一君の持ってきた『黒い恋人達』を一緒に食べる。
兄さんはこのお菓子がすごく好きだった。
兄「すごくおいしい」
修一「拓斗、それ本当好きだよな~」
兄「うん、まーね」
美味しそうにお菓子を食べる兄さんの姿は今思うと年相応の子供らしい表情だった。
楽しそうに修一君とおしゃべりをする兄の姿を見て本当に仲がいいんだなって少し不貞腐れたこともあった。
***
兄さんの中〇の卒業式の日。
当然兄さんは卒業式には出られなかった。
だから病室で、家族みんなで卒業式をした。
親友の修一君も来てくれた。
卒業証書は僕が読み上げた。
風太「卒業証書、高木拓斗君、右のものは中〇校の全過程を修了したことを証する……」
兄「はい……」
兄は返事をして僕から卒業証書を受け取った。
病室から拍手が鳴り響く。
周りから『おめでとう』と兄さんを称える声がたくさん聞こえた。
『この日までよく頑張ったね』と父さん母さんが涙混じりに兄さんを抱きしめる。
兄「父さん、母さん有難う……」
兄さんは笑顔で抱きしめ返した。
周りにはすすり泣きの声も聞こえた。
そんな中兄さんは笑顔だった。
風太「兄ちゃんおめでとう」
兄「ありがとう……」
兄さんは僕の頭を優しく撫でてくれた。
修一「拓斗、卒業おめでとう」
兄「うん、ありがとう、修一も卒業おめでとう」
兄さんは修一君を見て何よりもうれしそうな顔をしていたのを今でも覚えている。
****
中〇を卒業してから、兄さんは日に日に衰弱していった。
でも僕の前では弱音なんて一つも言わなかった。
弟の僕に弱音を見せられないっていう気持ちが強かったんだろうと思う。
いつも僕には優しい笑顔を向けてくれていた。
そんなある日、いつも通り兄さんがいる病室に向かった時だった。
部屋のドアをほんの少し開けた時、僕の手は止まる。

兄「ぐすっ…ううっ……死にたくないよぉおお……死ぬのがこわいよぉおおっ……」
修一「たくと……」
兄さんは修一君の胸の中で泣きじゃくっていた。
兄「うわああああんっ……」
初めて見た兄さんの泣き顔だった。
子供のようにただただ大きな声で泣きじゃくっていた。
兄「いやだよぉ……っ いやだよっぉおっ……なんで僕がっ……」
兄「なんでこうなっちゃったんだよぉおお……」
修一君はただ黙って兄さんを抱きしめていた。
僕は静かにドアを閉めた。
見てはいけないってわかっていたから。
泣いてる所を弟の僕には見せたくないだろうってわかっていたから。
その日僕はそのまま家に帰った。
*****
その次の日病院に行くといつもの笑顔で僕を迎えてくれた。
その日もアニメの話や学校であった出来事とかを話すと兄さんは笑顔で聞いてくれた。
兄「フウはさ……好きな子できた?」
風太「好きな子……?」
兄「うん、その子を見ると胸がどきどきしちゃうとか、いつもその子を目で追っちゃうとか……」
風太「う~ん……いないな~」
兄「そっか~、フウにはまだ早いか~」
そう言って兄さんはぽんと僕の頭を撫でる。
風太「……兄ちゃんはいるの?」
兄「いるよ」
風太「そうなんだ……? その人ってどんな人?」
兄「そうだな~、明るくて、元気で、子供っぽい所もあるけど、優しい人……かな?」
兄「なんていうか一緒にいるとそれだけで幸せだなって感じられる人」
風太「ふ~ん……?」
兄「あはは……フウにもいつかそんな好きな子ができる日が来ると思うよ……」
風太「そうかな~?」
兄「そうだよ」
兄さんは僕の頭を撫でてどことなく寂しそうに笑った。
兄「もう夕方だね……」
風太「うん、じゃあ僕は帰るよ」
僕は身支度を整える。
兄「うん、気をつけて帰るんだよ」
風太「うん……じゃあね……」
ガチャッ……。
僕は兄さんの病室から出る。
病院のエレベーターに向かう途中で修一君と鉢合わせをした。
風太「あっ、修一君……」
修一「おう! 風太帰るのか?」
風太「うん、もう遅いからね、兄ちゃんのお見舞い?」
修一「ああ……」
風太「いつもありがとう」
修一「なんだよ、お礼なんか言っちゃって……変な奴だな」
修一君はおかしそうに笑った。
風太「兄ちゃんを宜しくね!」
修一「ああ、気を付けて帰れよな」
風太「うん……」
僕は修一君に手を振ってエレベーターに乗る。
病院から出て僕は気づいた。
風太(あっ……ゲーム忘れちゃった……)
僕はすぐに引き返す。
そして病室のドアを少し開けた時、僕の手は止まった。
兄「あっ…」
修一「気持ちいいか?」
兄「うん…あっ…ああっ……」
修一君が兄さんの性器を弄っていた。
兄さんの性器はとても大きかった。
僕のそれとは全然違っていて、毛も生えていた。
お父さんと一緒のソレなんだと思ったけど、お父さんのそれとも違っていた。
兄さんの性器は大きく隆起していて、ぴくぴくと脈打っていて、生き物のようだった。
そんな兄さんの性器を修一君は上下に揉みほぐしていた。

兄「あっ…ああっ」
修一君が兄さんの性器をもみほぐす度に、兄さんは女の子のような声を出していた。
悲鳴のような、でも悲鳴とは違うなにか幸福感に満ちたようなそんな声。
兄「んぁっ……」
修一君はそんな声を出す兄さんを愛おしそうな表情で見つめる。
そして、優しく、兄さんの性器を刺激する。
兄「んっ…んんっ…」
その時の僕は性知識には皆無だったから何をしているかわからなかった。
でも兄さんと修一君がやっているこの行為は僕が見てはいけないものなんだと悟った。
今思うととても艶めかしい光景だった。
修一君は兄さんの性器を弄りながら、兄さんの先っぽを咥えた。

兄「はぁぁんっ……!」
その瞬間兄さんのひときわ高い声が響いた。
兄「あっ…ああっ…」
その後も修一君が兄さんの性器をすする音がじゅるじゅると響く。
兄「ああっ…ああっ…はっ……」
修一君は飴を舐めるかのように、アイスを舐めるかのように、兄さんの性器を吸ったり、性器をあちこち激しく舐めたりした。
兄「ああっ…はああんっ……」

兄さんは逃げるようにのけぞりながら高い声を上げた。
その声は切なそうで泣きそうな声だった。
兄「でちゃうっ! あああんっ」
修一君が性器の裏の部分を激しくしゃぶったその瞬間、兄さんの性器から白い液が飛び跳ねた。
それが精液であることは当時の僕には知らなかった。
白い液が出た後、修一君は兄さんの上の服を全部脱がす。
そして修一君は兄さんにキスをする。
修一「んんっ……」
兄「ふぁっ…」
そして修一君もも脱いだ後、兄さんのお尻の中に修一君の性器を入れる。
修一「あっ…ああっ…」
兄「あっ…あんっ…ああっ」
修一「はぁはぁ…きもちいい……」
修一君はそのまま、身体を動かした。
性器を出し入れして、兄さんのお尻につつくのを繰り返す。
兄「あっ…あっ…」
兄さんは切なそうな泣きそうな顔で女の子のような高い声を出す。
今思うととても生々しい光景だった。
そしてなんともいえない甘美で背徳的な光景だったと思う。

兄「あっ…あっ…きもちいよぉ……ああっ」
修一「ああっ…ああっ…」
兄さんの性器の先っぽからは透明の液が垂れてくる。
兄「あっ…ああっ…ああっ…」
修一「たくとっ…たくとっ……」
兄「しゅういちっ…しゅういちっ…」
荒々しく二人はぶつかりあう。
兄「きもちいいっ…きもちいいっ…ああっ…あああんっ…」
修一「おれもっ…おれもっ…」
兄「はぁ……ぁああんっ……」
見てはいけないと直感的には感じていたけどその光景から目が離せないでいた。。
兄「でちゃうっ! でちゃうっ!」

兄「ああっ…はっ…あっ……!」
兄さんの泣き声と同時に兄さんの性器から白い液が飛び出た。
****
次の日、いつものように兄さんのお見舞いに行った。
兄さんはいつものように優しく迎えてくれた。
だから昨日見た光景は夢のような気がした。
兄「そうだ、昨日ゲーム忘れたでしょ? はい、これ」
風太「うん、ありがとう」
兄さんからゲームを受け取る。
兄さんの膝の上でゲームしながら、今日あった出来事とかをおしゃべりする。
兄さんは優しい表情で聞いてくれていた。
いつもと変わらない兄さんに僕は安心する。
兄「フウ」
風太「うん?」
兄「僕ね、フウのお兄ちゃんで良かった」
風太「えへへ……急にどうしたの?」
兄「えへへ……なんかね」
兄さんは照れたような声で少し笑う。
風太「へんなの~、まあ僕も兄ちゃんが兄ちゃんで良かった」
僕がそう言った後、兄さんはぎゅっと僕の身体を抱きしめる。
兄さんの優しい香りと肌のあたたかさが僕の身体に伝わる。
風太「兄ちゃん……?」
兄「えへへ……風太大好きだよ」
兄さんは笑顔でそう言った。
だから僕も―――
風太「うん! 僕も兄ちゃんが大好き!」
嬉しくて、僕も笑顔でそう答えた。
その日はいつも以上に兄さんにくっついていた。
その日の夜、兄さんが亡くなったという連絡が病院から来た。
こんな話を思いついたので書いちゃいました(^O^)v
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[ 2018/02/18 13:37 ]
[ 編集 ]
Re: (≧∇≦)
有難うございます(^^)v
余命わずかで儚さと切なさが交わる中での行為というのが自分的にとても興奮するのでこのような作品を書きました(^^)v
> (≧∇≦)(≧∇≦)
> こういうの大好きです
余命わずかで儚さと切なさが交わる中での行為というのが自分的にとても興奮するのでこのような作品を書きました(^^)v
> (≧∇≦)(≧∇≦)
> こういうの大好きです
[ 2018/02/20 20:34 ]
[ 編集 ]
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改めまして、初めまして(*^^)v
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また、このブログの観覧は全て自己責任でお願いします。このブログをご覧になってあらゆる不都合が起ったとしても一切責任は取りません。
あと、嫌がらせなどの人の感情を逆なでするようなコメント等は即刻削除し、入室は一切禁止します。
初めての方は、ご挨拶・リンクの記事全ての必読お願いします。
それであいそうなら宜しくお願いします<(_ _)>
文才ありませんが宜しくです!!
またSAIで絵をたまに描いたりしているのでアドバイス等ありましたらよろしくお願いします!
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